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【レビュー】ファイナルファンタジー XVI(FF16)【評価感想】ゲームに何を求めるかで好みがはっきり分かれる一作

FF16ジャケット レビュー
レビュー

こんにちは!らいてうです。

今回は、「ファイナルファンタジー XVI(FF16)」のレビュー記事になります。

プレイ時間は、しっかり寄り道しての本編クリア52時間程度でした。

ざっくりまとめ
  • バトルとストーリーの出来は良く、これらを重視する人にはおすすめ。
  • いわゆる「自由度」は皆無に等しく、オープンワールド等が好きな人には向かないかも。
  • 移動速度の遅さやクエストのつまらなさなどマイナスポイントも結構あるが、良い部分が上回る。
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製品情報

タイトルFINAL FANTASY XVI
発売日2023年6月22日
対応機種PlayStation5
ジャンルアクションRPG
プレイ人数1人
CEROD(17歳以上対象)

公式サイトはこちら

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良かったところ

戦闘が楽しい

FF16の少年期の戦闘シーン
少年期最初のボス「ギガース」戦

デビルメイクライ5等を手掛けたディレクターがバトルを担当したということもあり、本作の戦闘は非常に良くできていると感じました。

ザコ戦では色々な技をスタイリッシュに繋いでコンボを楽しむことができます。
出せる技の選択肢が多く、コンボの内容も人によって様々です。

しかし、ボスなどの強敵は怯まないため、ゴリ押しでは倒すことができません。

敵の攻撃をしっかりとよけながら反撃していき、「ウィルゲージ」を削りきってダウンを奪います。
そしてダウン中にコンボを叩き込む、といった流れです。

戦闘では召喚獣アビリティ(クールタイムがある攻撃スキルのようなもの)を6つまで装備できますが、その組み合わせも人によって非常に差が出ます。

大技を複数セットするもよし、カウンター系の技をメインに立ち回るもよしです。

様々なアビリティを組み合わせて、色々な戦い方を楽しめるのが本作のバトルの良いところだと思います。

ちなみに、どんな風にコンボが出来るかは、以下を見てもらえれば参考になると思います。

ストーリーや演出がいい

アクティブタイムロアを開いた画面

ストーリーは王道で、主人公クライヴが世界を守るために戦っていきます。

ヒロインやサブキャラ達も魅力的で、世界に愛着が持てます。
相棒のトルガル(狼)も可愛いですね。

また、タッチパッドを長押しすると「アクティブタイムロア」を開くことができます。
これは、直近の出来事に関するキーワードの説明を見るための機能になります。

キーワードの意味を忘れてしまっても、アクティブタイムロアを確認すれば大丈夫です。
「ストーリーについていけない」といったことはありません。

親切で丁寧な作り

ナビゲーションのチュートリアル
「ナビゲーション」のチュートリアル

L3ボタン長押しによる「ナビゲーション」でどこに行けばよいか分かるため、迷うようなことはありません。

チュートリアルも丁寧で、攻略に詰まるようなところはありませんでした。

また、難易度設定やサポートアクセサリのおかげで、アクションが苦手な方でも十分に楽しめるようになっていると思います。

さらに、私がプレイしている限りでは、バグもありませんでした。

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賛否両論点

召喚獣バトルについて

フェニックスvsイフリート

本作の目玉の一つとされていた召喚獣バトルですが、良い点も悪い点もあったかなと思います。

操作に重厚感があり、演出もド派手で気持ちいいのですが、一回一回が少々長いです。

序盤はちょうどいいのですが、後半に行くにつれて長くなっていく傾向にあります。

召喚獣バトル自体はつまらなくはないので、ここは少し残念です。

いわゆる「自由度」は低め

ストーリーとバトルに注力した結果なのか、それ以外の要素は結構薄味です。

素材を集めて装備品を作れますが、殆どの場合、ボスから確定ドロップする専用素材を使ってその時点での最強装備をただ作っていくだけです。

フィールドはそこそこ広いですが、探索する意味は薄いです。
レベル上げ等も不要で、攻略順ももちろん固定です。

個人差が出るのは装備する召喚獣の組み合わせぐらいでしょうか。

しかし、自由度が高ければ良いゲームという訳でも、その逆であるというわけでもありません。
私もそうですが、探索等を煩わしいと感じる層もいます。

自由度に関する評価は結局好き嫌いによるので、この点は賛否両論としておきました。

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惜しかったところ

移動が遅い

チョコボに乗るクライヴ

街では徒歩(小走りのような感じ)でしか移動できないため、移動するだけでストレスになります。

フィールドではダッシュができますが、任意ではできず、「一定時間歩いていると自動的にダッシュになる」といったものです。

一度足を止めてしまうと、またダッシュするまで少し歩かなければならないので、いちいち面倒です。

また、途中からチョコボに乗ることができますが、いちいち呼び出して乗るという動作が必要になります。
降りるときも飛び降りるような感じではなく結構丁寧に降りるため、少々時間がかかります。

さらに、チョコボの移動速度はそこまで速くないため、近距離なら普通に走ったほうが早いことも多いです。

カットシーンが多い

発売前から言われていたことですが、やはりカットシーンが多いです。

ストーリーの演出上仕方のない部分もあるのでしょうが、やはりカットシーンを見てるだけの時間はゲーム体験としては退屈です。

おつかいが多い

クエストの一例
画面右の赤いアイコンがメインストーリー。緑の「!」アイコンがクエスト。

メインストーリーの他にクエストを受けられますが、そのほとんどが「〇〇を倒してこい」「〇〇を△△に届けてくれ」といったお使いのような内容で、正直退屈でつまらないです。

クエストはそれなりに数が多く、移動速度の遅さも相まってなかなかのストレスになります。

ただ、クエストはスルーできる分まだ良いです。

問題は、メインストーリーでも度々お使いを強いられることです。
例としては、「村人に話を聞け」のようなものになります。

話を進行させる都合上仕方のないことなのかもしれませんが、個人的にはカットシーンの方がまだマシです。

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まとめ

基本的には一本道で、探索や謎解き要素はほぼありません。
成長要素も薄く、自由度みたいなものはほぼないと思っていいです。

逆に言うと、無駄なものをそぎ落とし、バトルとストーリーを最大限に楽しんでもらうような設計になっていると感じます。

そういった、ある意味で尖った作りになっているので、誰でも遊べるように作られているようで、好き嫌いは結構分かれるようなゲームです。

オープンワールドが好きな人や自由に遊びたい人には不向きかと思いますが、
バトルやストーリーを重視する人にはおすすめです。

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