記事内に広告が含まれています。

【レビュー】アトラスフォールン【評価感想】アクション好きなら是非プレイ!欠点はボリューム不足か

アトラスフォールン トップ画像 レビュー
レビュー

こんにちは!らいてうです。

今回は、「アトラスフォールン(Atlas Fallen)」のレビュー記事になります。

レビュー執筆時点でのプレイ時間は30時間程度で、本編クリア済み、トロコン済みです。

ざっくりまとめ
  • 戦闘はパリィ主体で、スピード感があり爽快。ビルド構築も楽しめる。
  • ボリュームは少なめ。2周しても30時間台で終わる。
  • 一部のつまらないサイドクエストなど、余計な要素が少々ある。もっと戦闘重視な作品にしても良かったのでは。
スポンサーリンク

製品情報(日本語版)

タイトルAtlas Fallen
発売日2023年12月14日
対応機種PlayStation 5
Xbox Series X/S
(Xbox版はダウンロード版のみ)
ジャンルアクションRPG
プレイ人数オフライン1人
オンライン1〜2人
CEROC(15才以上対象)

公式サイトはこちら

スポンサーリンク

良かった点

スピード感のある戦闘が楽しい!

序盤の戦闘シーン

本作の良さは、単純に「戦闘が面白い」というところに尽きるのかなと思います。

大きな敵に立ち向かっていくところなどは『モンハンシリーズ』を彷彿とさせますが、スピード感や操作感は全く別物です。

本作は2段ジャンプが可能で、空中回避は最大3回まで可能、さらに空中で攻撃を当てれば空中回避可能回数は回復します。これにより、戦闘中ずっと滞空し続けることも可能です。

攻撃を避ける方法は回避とパリィの2種類がありますが、基本的にはパリィが主体で、パリィ不可の攻撃だけ回避を利用する、といった具合です。

また、パリィはモーション中でも問題なく出せる仕様となっています。これによりパリィで敵の攻撃をいなしつつひたすら攻撃を繰り出せるため、いわゆる「お見合い」の時間が発生しないのも良いですね。

さらに、敵に急接近できる攻撃もあるため、距離を取られても追いかけっこをする必要はありません。

ダッシュや回避・ジャンプなどの基本動作も軽快であり、全体的な操作感は非常に良好だと言えます。

ビルド構築も楽しめる

エッセンスストーン装備画面

武器は3種類(斧、鞭、拳)の中から2種類選んで装備します。

防具も色々ありますが、こちらは基本的に一番強いものを装備するだけといった感じです。

他の装備品として「エッセンスストーン」「偶像」がありますが、これらは選択肢が豊富で、色々なものを試しながらお気に入りを見つけていくのが面白いです。

エッセンスストーンは付け替えできるスキルのようなもので、非常に多くの種類が用意されています。同時に装備できるのはアクティブが3つ、パッシブが8つです。

偶像は回復薬の効果をカスタマイズできるものです。回復時に攻撃判定が出るようになったり、攻撃ヒット時に回復できるようになったりなど、こちらもなかなかに多種多様。

基本的にエッセンスストーンと偶像の組合せでビルド構築をしていくことになります。シナジーのある組合せを探すのはとても楽しいのですが、ただ、ある程度色々な組合せを試せるようになるのがどうしても中盤〜終盤になってしまうのは惜しいところですね。

本作はニューゲームプラスがあるので、1周目はある程度回収に専念し、2周目から本格的にビルドを模索し始めるのも良いでしょう。

スポンサーリンク

イマイチだった点

ボリュームは少なめ

序盤のシェルバッシャー戦

色々なところのレビューで見かけますが、ボリュームは少ないです。

寄り道を全てやって18時間ほどで本編クリア、ニューゲームプラスはちょこちょこ寄り道して12時間程度でクリアでした。

ニューゲームプラスでは、1週目ではなかった要素(武器の強化や新防具など)が追加されるため、2周する意味や楽しさはしっかりとあるのですが、それでも2周して30〜35時間程度のボリュームということになります。

しかしプレイ体験は濃密であり、操作できない時間や操作を強要される時間はほとんどないので、満足感は得られるはずです。

このプレイ時間の短さというのは、恐らく本作のスピード感から来るところなのかな思います。

本作は移動速度が早く、ファストトラベルもできます。ロードも頻繁に挟むわけではなく、またロード時間自体も短めです。

ムービーもそこまで多くはなく、会話シーンの会話もスキップできます。

バトルもスピード感があり、ボスとの戦闘でも1〜2分程度で終わります。

マップもそれなりには広いはずなのですが、移動の速さにより相対的に狭く感じられます。

このように、本作は総じてストレスフリーな設計で、サクサク進めていけるようになっています。本作はアクションRPGを謳ってはいますが、アクションゲームとして考えればボリュームはまあこんなものなのかなとも思えてきます。

ファストトラベルが不便

カラドリアスのマップ

ファストトラベルポイント(本作での名称は「金床」)の数はまあ普通ぐらいかなといったところで、多すぎることはないですが少なすぎるということもないです。

ただ、ファストトラベルが金床からしかできません。これが少々不便というか、面倒くさいです。

ファストトラベルしたい時は、わざわざ最寄りの金床まで走っていってからになってしまうんですね。

マップからファストトラベルできてもよかったんじゃないかなと思います。

つまらないサイドクエストがちょこちょこある

軍曹のおつかいクエスト

サイドクエストの数は標準ぐらいかなといったところです。まあここは多すぎるとかえって面倒になりがちなので、ちょうどよかったかなと思います。

ただ、内容が全く面白くないサイドクエストがちょこちょこあるのはいただけません。

例えば、「誰かに話しかけて戻って来るだけ」や、「落ちているアイテムを拾って戻って来るだけ」などです。

話しかけるだけのものはすぐ終わるのでいいのですが、アイテム収集系はマップに位置が表示されない(大雑把な位置だけ表示される)ので、探すのが結構辛いです。あまり派手に落ちているわけでもないので。

もちろんそんなものばかりではありません。「敵を倒してくる」ようなものも多いです。

個人的には、敵を倒す系だけで良かったです。あるいは、もっと落ちているアイテムをわかりやすくしてくれたり、回収時に敵が襲ってくる等があれば、アイテム収集系もありかなと思いました。

封印のトーテム等、面倒な要素も多め

カラドリアスの封印のトーテム

前述したつまらないサイドクエストもそうですが、それ以外にも面倒な要素があります。

まず「封印のトーテム」。トーテムを調べると一定時間光が照射され、その光が消えないうちに照射された地点にある次のトーテムを調べる、というのを何回か繰り返すものです(上記の画像が封印のトーテムです)。

ただ光を追いかけて走っていくだけなので、特段面白くもなく、単純に面倒なだけなのですが、これを結構な回数やらされます。

それ以外にも、空中に出現する足場をただ渡っていくだけの「忘れられた道」や、鹿や猪を尾行して宝を探す「野生動物の宝」など、面倒でつまらないだけの要素がところどころに散見されます。

これらはクリアすると報酬を貰えるので、スルーしづらいのも辛いところです。

本作の最大の魅力は戦闘の面白さにあると思うので、もう少し戦闘重視なゲームバランスにしてもよかったのではないかなと思います。

スポンサーリンク

まとめ

序盤の略奪鬼戦

不満もあるにはありますが、アクション戦闘の面白さで全てをカバーしているような作品です。

ワールドはそれなりに広く、探索自体は悪くない出来なのですが、探索の末に見つけたものがあまり面白くないものが多いというのはもったいない点です。

また、ボリュームが少なめなように感じますが、それは本作のスピード感ゆえかなと。サクサク進み過ぎるがゆえにプレイ時間が短くなってしまっているように感じました。

しかし、プレイ時間が短いというのは、逆に言うと濃密な体験ができるということでもあります。面白いアクションゲームをサクッと遊びたい!という方には是非おすすめしたい作品です。

© 2023 Atlas Fallen, a game developed by Deck13 Interactive and published by Focus Entertainment. Atlas Fallen, Focus Entertainment, Deck13 Interactive and their respective logos are trademarks or registered trademarks.
All other trademarks, registered trademarks or their logos belong to their respective owners. All rights reserved.

コメント

タイトルとURLをコピーしました