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【レビュー】デジボク地球防衛軍2【評価感想】万人におすすめできる傑作アクションシューティング!

デジボク地球防衛軍2 トップ画像 レビュー
レビュー

こんにちは!らいてうです。

今回は、「四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2」のレビュー記事になります。

プレイしたのはPS5版で、レビュー執筆時点でのプレイ時間は110時間程度です。本編とDLC追加ミッションクリア済み、DLC追加難易度で全ミッションクリア済み、およびトロコン済みです。

デジボクEDFシリーズをプレイするのは本作が初めてですが、本家シリーズについてはEDF4.1、EDF5、EDF6をプレイ済みです。

本作の感想を先に言っておくと、EDFシリーズが好きな私から見て良ゲー〜神ゲーぐらいには感じられました。シリーズ経験者はもちろんのこと、未経験者にもおすすめできます。

ざっくりまとめ
  • プレイアブルキャラの数が多く、様々な立ち回りが楽しめる。敵の物量も多く、爽快感はしっかりある。
  • 笑いあり涙ありの良質なストーリー。どのキャラも非常に個性的かつ魅力的。
  • 細かな不満点(UIの使いづらさなど)も多少はあるが、ゲーム性に関わるものは少ない。バグも少なく、総じて遊びやすい作品。
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製品情報

タイトル四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2
発売日2024年5月23日
対応機種PlayStation 5 / PlayStation 4 /
Nintendo Switch
ジャンル3Dアクションシューティング
プレイ人数【オフライン】
PS5/PS4 1〜2人
Switch 1人
【オンライン】
1〜4人
PS5とPS4でのオンラインプレイは可能
SwitchとPS5/PS4のオンラインプレイは不可能
CEROB(12才以上対象)

公式サイトはこちら

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良かった点

幅広い立ち回りを楽しめる戦闘

デジボク地球防衛軍2 4人パーティで戦闘

本作は4人1組でチームを組んで出撃します。

登場キャラ数は100人以上で、それぞれ非常に強い個性を持っているため、様々な戦い方を楽しめます。

また、それぞれのキャラには「オーナー武器」というものが設定されていますが、それ以外の武器を持たせることも可能です。

どのキャラにどの武器を持たせてどういう編成で出撃するか、という無限の組み合わせを楽しめる点がとても良かったですね。

さらに、前述のオーナー武器を使うことで火力が20%アップするのですが、この20%というのが「オーナー武器以外でも問題なく戦えるけど、オーナー武器にするメリットも十分にある」という絶妙なバランスになっていると感じました。

本家シリーズに比べてライトな難易度になっているので、好きなキャラを使いやすいのも良いです。

さらに、ミッション数も100を超えているので、ボリューム面もバッチリかと思います。

ノリが終始ふざけている(褒め言葉)

デジボク地球防衛軍2 ふざける将軍

作品の雰囲気が非常に明るく、全体を通してとても楽しくプレイできます。

個性的なキャラクターたちが多数出てきますが、ほとんどのキャラがどこかおかしく(褒め言葉)、ツッコミ役はごく少数という謎バランス。

メタネタや版権に引っ掛かりそうなネタもとても多く、「そんなこと言っちゃって大丈夫なのか?」みたいな発言が頻繁に飛び交います。

本家シリーズのパロディネタもよく出てきますが、開発チームの本家に対するリスペクトをとても良く感じられて好印象です。

また、全体的にふざけてはいますが、熱いシーンや切ないシーンもしっかりとあり、笑いあり涙ありの良いストーリーだと思いました。最後がしっかりハッピーエンドで終わるのも良かったです。

アイテム回収しなくていい!

デジボク地球防衛軍2 ブラザーゲット画面

本家シリーズでよく言われることとして、「アイテム回収が面倒」というものがありますが、本作はアイテム回収の煩わしさから解放されています。

ステージに散らばるキャラを回収する必要はありますが、多くて5人ほど。それも機動力のあるキャラを使えば回収は楽々です。

武器やアクセサリーはキャラを回収していれば解放されますし、アーマー(HP)はクリアしたステージと難易度によって自動で上がります。

本家シリーズはアイテム回収に強いこだわりがあるようですが、スピンオフ作品のこちらにはそういったものがないというのも魅力ですね。ここは本家にも見習ってほしいところです。

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少し残念だった点

全体的によくできていると思いますが、ちょっと残念だなと思った点もいくつかあります。

とはいっても、ゲーム性に関わるようなものは少なく、少し不満に思った程度です。

マイナーチェンジによるキャラ数の水増し

デジボク地球防衛軍2 ブラザー選択画面

本作では多種多様なキャラクターが登場しますが、1人のキャラに対してα・β・γの3タイプが存在します。

タイプによる違いは、装備できるアクセサリーの種類が違う(あと性能には関係ないですがカラーリングが違う)というだけです。

100人以上キャラがいるのに、それがさらに3倍になっている訳です。ここまでくると正直集めるのが面倒になってきてしまい、水増し感を感じざるを得ません。

また、1キャラに3つのタイプが存在することにより、チームにタイプ違いの同キャラを編成することが可能になっています。

ここは賛否両論ある部分かもしれませんが、私は色々なキャラを組み合わせてチームを編成するのも醍醐味の1つだと思うので、そういった意味でも「強キャラを複数編成する」ことができてしまうのはあまりよろしくないのかなと思ってしまいます。

UIがイマイチ

デジボク地球防衛軍2 武器選択画面

前述の通りキャラ数が非常に多いのですが、キャラ選択画面では全キャラ一覧からスクロールしてキャラを探すことになります。

ソート機能はあるのですが、それでもキャラ選択は非常に面倒です。

いくつかタブを用意するとか、α・β・γのタイプはL2・R2で切り替えられるようにするとか、何かしらの改善作はあったのではないかと思います。

また、武器についても同様です。

武器には8種類のカテゴリー(連射、拡散、長射程など)があり、カテゴリーごとにタブで分かれてはいるのですが、それだけです。

1つの武器にはLv1,2,3,3,4の5種類があるので、これもL2やR2で切り替えられる等の対策をすれば、もっとすっきりするのではないかと思いました。

ボイス付きのチャット定型文が少ない

デジボク地球防衛軍2 チャット画面

オフラインでも十分面白い作品ですが、地球防衛軍シリーズはオンラインのワイワイ感も魅力だと思います。

戦闘中のチャットは基本的に定型文で行いますが、本家シリーズはボイス付きのものがとても多く、賑やかしとして非常によく機能します。

しかし本作はキャラ数が多いせいか、ボイス付き定型文はとても少ないです。これは本家のオンラインプレイ好きからすると寂しいですね。

一応、歌関連の定型文は全キャラフルで歌ってくれますが、これ系は戦闘中使いづらいんですよね…使い所が限られるというか。

ボイスをキャラごとに分けるのではなく、男声、女声の2パターンで分けて数多くのボイスを用意してくれた方が個人的には嬉しかったです。

アーマー増加の計算式がいびつ

デジボク地球防衛軍2 アーマー増加

前述した通り、ステージと難易度によって編成したキャラのアーマーが上がりますが、この上がり方が少々いびつです。

「チーム内で最もアーマーが育っているキャラ」「育成対象キャラ」アーマーの成長率に差があるほど、アーマーが伸びやすくなる仕様があるのですが、これが変な悪さをしています。

アーマーは初期値の200倍まで伸びますが、200倍のキャラを連れてDLC追加の最高難易度の後半ミッションをクリアすると、アーマー初期値のキャラは一発で200倍まで到達したりします。

対して、中途半端に育っているキャラについて同じことをしても、アーマーは大して上がりません。

つまり、お気に入りのキャラほど、育成環境が整うまでアーマーを上げないほうが良いということになります。

一度上げたアーマーは下げられず、また出撃するとアーマーは勝手に上がっていくため、好きなキャラほど使いにくいということになってしまいます。

まあそれでも高難度で後半ミッションをクリアしていればそれなりには上がるので、そこまで気にするほどでもないところでもあります。なにより、DLCで追加された難易度では、アーマーが初期値の10倍までに制限されるので、そういった意味でもアーマーを過剰に上げる必要はありません。

ただ、気になる人は気になるでしょうし、アーマー増加の仕様がいびつなのは事実だとは思うので、次回作があれば何かしら改善してほしいなと思います。

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DLCについて

DLCを導入することで、16の新規ミッションと、最高難易度「IMPOSSIBLE」が遊べるようになります。

追加ミッションの感想

デジボク地球防衛軍2 ロボソラス・零式

追加ミッションのストーリーに関しては、少し切ない終わり方にはなるのですが、本編同様とても面白かったです。

ただ、面白かっただけに、ボリュームがちょっと少ないかな?と感じてしまいました。単純にもっと遊びたかったです。

一つ一つのミッションの内容については、DLCということもあり順当に高難度な内容となっています。難しいことは難しいですが、理不尽感はそこまで感じないようなバランスだったかなと思います。

ただし、ネイカーと呼ばれる敵の仕様だけは少々イマイチかなと思いました。本家にも出てくる強敵ですが、本家以上にいやらしい動きをします。

ネイカーを瞬殺できる、ネイカー特効とも呼べるような武器があるのですが、これがなかったら非常にストレスだったと思います。

追加難易度の感想

デジボク地球防衛軍2 ミッション選択画面

追加難易度「IMPOSSIBLE」の仕様は賛否両論なのではないかなと思います。

従来の最高難易度「INFERNO」と比べ、敵の火力が大幅にアップしていますが、耐久力は若干低下しています。これにより、「やるかやられるか」といった感じに仕上がっていますが、ここは良い点だと思います。あまり敵が硬いとダルいですからね。

それに加えてIMPOSSIBLEでは、「アーマーは初期値の10倍まで」「連れていけるキャラは2人まで」という制限がつきます。

「頑張ってアーマーを上げたのに意味なかった!」という声が聞こえてきそうですが、ここはまあ仕方ないかなと思います。アーマーが200倍もあればどうしてもヌルゲーになってしまいますので。

一方で、キャラが2人までというのは良い面も悪い面もあるかなと思いました。

2人までしか連れていけないので、どうしても使用キャラや武器が固定されがちです。機動力のあるキャラは必須になりますし、万能な武器は手札が少ない状態ほど使いやすいです。

一応、ステージで救出したキャラを追加で2人まで使用できるようになっていますが、誰が出てくるかはランダムなため、これを当てにして攻略するのは厳しいです。

これらの制限により、IMPOSSIBLEでは戦略をしっかり練らなければクリアが難しくなっています。しかし逆に言えば、「ちゃんと考えて編成しないとクリアできない」という高難度特有の醍醐味を感じることはできます。

INFERNOだと正直お遊びキャラを1〜2人いれてもクリアできてしまうところがあるので、IMPOSSIBLEではそのあたりを改善して高難度需要に応えてきた、といった感じですかね。

ただ、「強いキャラではなく好きなキャラを使う」のも本作の魅力の1つなのかなと思っています。個人的には、2人制限ではなく3人制限ぐらいならちょうど良かったのではないかなと思いました。

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まとめ

デジボク地球防衛軍2 オープニング

ストーリー・アクションともにとても良質で、難易度もほどほどと遊びやすいです。

逆に、本家高難度ミッションのハードさを求めているような人からすると、もの足りない部分はあるかもしれません。が、DLCの導入である程度は改善できるかと思います。

細かな不満点も書きましたが、ゲームの根本的な部分についてのマイナスポイントはそこまでないように感じました。

シリーズの経験を問わず万人におすすめできる良作かと思います。

個人的にとても楽しめたので、次回作にも期待したいです。本家のナンバリングに迫るくらいシリーズが続いて欲しいですね。

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