こんにちは!らいてうです。
今回は、「アーマード・コア6(ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON)」のレビュー記事になります。
筆者のプレイ時間は40時間程度で、トロコン済みです。
また、アーマード・コアシリーズの作品をプレイするのは初めてですが、フロム・ソフトウェアのゲームは以下をプレイ済みです。
- ダークソウル3
- ブラッドボーン
- SEKIRO
- エルデンリング
製品情報
タイトル | ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON |
発売日 | 2023年8月25日 |
対応機種 | PlayStation 5 / PlayStation 4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Steam |
ジャンル | アクション |
プレイ人数 | オフライン 1人 オンライン 2人~6人 |
CERO | C(15歳以上対象) |
公式サイトはこちら。
良かったところ
単純にアクションゲームとして面白い
本作は自分好みにアセンブルしたロボットを操って敵と戦うアクションゲームですが、操作性がよく直感的に動かせます。
戦闘のスピードは速めで、敵機も自機も高速で動きます。
手動カメラで敵を追おうとすると大変ですが、本作はロックオン機能(正式名称「ターゲットアシスト」)があるため、強敵との戦闘中にカメラ操作をする必要は基本的にはありません。
回避と攻撃に集中できる訳ですね。
また、本作では「スタッガー」というシステムがあります。
敵に攻撃を当て続けると衝撃が蓄積されていき、衝撃がゲージ一杯まで溜まると「スタッガー」状態(短時間動作停止+被ダメージ増加)になる、といったものです。
これは戦闘に緩急をつけるのに貢献しており、スタッガー状態の敵に大ダメージを叩き込む爽快感ももたらしてくれています。
どうやらこのスタッガーシステムは賛否両論のようですが、ガンガン攻めたい私からすれば好みの仕様でした。
ストーリーが面白い
本作のエンディングは三種類存在しますが、どのルートのシナリオも面白かったです。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、どの勢力につくかで展開が変わるような感じです。
また、他のフロムゲー(ダークソウルやエルデンリング等)と比べると分かりやすいストーリーとなっていますが、フレーバーテキストからの考察の余地もしっかりとあります。
キャラも多数登場しますがいずれも魅力的で、プレイヤーを物語に引き込むのに一役買っています。
詰まってもアセンブルを変えれば突破可能
機体を自由にアセンブルして戦うのが本シリーズの醍醐味だと思いますが、それは本作でも健在です。
パーツの種類は多く、機体構成によって立ち回りが大きく変わります。
本作のボスは強敵ぞろいで、ボス戦で詰まることも多いですが、やられてしまってもボス戦前からすぐにリトライできます。
リトライの際に機体をアセンブルし直すことができるので、試行錯誤していればいずれ突破できるようになっています。
また、パーツの売値と買値が同じなので、さまざまなパーツを試しやすくなっているのも良い点です。
惜しかったところ
ボリュームの水増し感
本作のエンディングを全てみるためには少なくとも三周する必要があります。
一周目と二周目では少々展開が異なり、また二周目と三周目でも違った展開が見られます。
しかし大部分のミッションは同じ内容なので、ほとんどのミッションを3周分やることになります。
少しだけ展開が異なるようなストーリーを三周なぞらなければならないのは少々退屈です。
また、ミッションにはクリアランクというものがあり、全てのミッションで最上位ランク(Sランク)を取るとトロフィーを獲得することができます。
しかしこのクリアランクは、シナリオ進行中は付与されません。
ではどうすればランクが付与されるのかというと、一度クリアしたミッションを再度プレイする「リプレイミッション」からミッションをクリアするとクリアランクが付きます。
よって、トロフィーをコンプリートするためには、「ストーリー三周+リプレイミッションで全ミッション一周」のおよそ四周分プレイする必要があります。
シナリオ進行中にランクを取得することができると、三周する間にほとんどのミッションのSランク埋めが終わってしまうと思われるため仕方なくこの仕様にしたのだと思いますが、やはり全ミッションやり直しは面倒だなと感じました。
ちなみに、以下に記載する武器を使えば、Sランクを取得すること自体は結構簡単です。
一部の武器が突出して強い➡多少改善された
本作の武器はアサルトライフルやバズーカ、プラズマライフルなど多様なものが存在しますが、重ショットガン(あるいは長ショットガン)と呼ばれる「SG-027 ZIMMERMAN」という武器が群を抜いて強力です。
ショットガンは射程が短いですがダメージと衝撃力(SEKIROでいう体幹ダメージのようなもの)が高く、取り回しも良いため非常に優秀です。
本作は基本的に接近して戦うことが多いため、射程が短いというショットガンの欠点もあまり目立ちません。
また、有効射程内でも距離が離れすぎると与ダメージが著しく落ちる(「跳弾」というシステム)ため、ショットガンより射程が長い武器を使っていても、結局ある程度は接近して戦わざるを得ません。
ショットガンの性能は本作のゲームシステムと非常にマッチしており、ショットガン以外の武器を使うのはもはや縛りプレイといっても過言ではないです。
せっかく多種多様な武器が存在するのに、ここまで一強状態ではもったいないかなと思いました。
他の武器も上方修正して、武器の選択肢が多くなるとよりアセンブルを楽しめるのではないかと思います。
まとめ
操作性が良く、アクションゲームとしては非常に面白いです。
単純に「面白いアクションゲームがやりたい!」という方にはおすすめです。
また、ストーリーも引き込まれる内容なため、アクションだけでなくストーリーも重視したいような方でも楽しめると思います。
一方で、ボリュームは少なめです。
全エンディングを見る過程で、同じミッションを2回あるいは3回とやるような形になりますが、その退屈さに関しては戦闘の面白さや先が気になるストーリーでカバーしているような感じかと思います。
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