記事内に広告が含まれています。

【レビュー】イース10【評価感想】前作から正統進化!ヒロインとのコンビによりバトルはさらに爽快に

イース10 トップ画像 レビュー
レビュー

こんにちは!らいてうです。

今回は、「イース10(イースX -NORDICS-)」のレビュー記事になります。

筆者がプレイしたのはPS5版です。
プレイ時間は40時間弱程度で、トロコン済みです。

また、イースシリーズは8と9のみプレイ済みです。

ざっくりまとめ
  • バトルについては、イースシリーズの良さを残しつつもさらに進化している。
  • 親切な作りで、宝箱のコンプリートなどは容易。迷うようなこともない。
  • 大海原を進む開放感は良いが、序盤の船はいくらなんでも遅すぎる。
スポンサーリンク

製品情報

タイトルイースX -NORDICS-
発売日2023年9月28日
対応機種PlayStation 5 / PlayStation 4 /
Nintendo Switch
ジャンルアクションRPG
プレイ人数1人
CEROC(15歳以上対象)

公式サイトはこちら

スポンサーリンク

進化したバトル

イース10 コンビスキル

本作のバトルシステムは前作や前々作とは大きく異なり、主人公とヒロインがペアで戦闘する形式となっています。

機動性がよく探索やザコ戦向きなソロモード、移動速度は遅くなりますが攻撃力が高くボス戦向きなコンビモードの2つを切り替えながら戦っていくシステムです。

ソロモードは前作等とほぼ同じ操作感ですが、コンビモードの操作感は新鮮です。

コンビモード時の通常攻撃は高火力な二人同時攻撃になり、スキルも二人で放つコンビスキルになります。(コンビモード中でもソロスキルを撃つことはできます)

さらに、コンビモード中は敵の攻撃を自動でガードできます。

また、前作まであったフラッシュムーブやフラッシュガードはなくなりましたが、その代わりに敵の攻撃にパワーアタックスピードアタックが追加されました。

パワーアタックは赤いオーラを纏った攻撃で、コンビガードでのみ防げます。
ジャストガードに成功するとSPが大きく回復し、強力なカウンターを放つこともできます。

スピードアタックは青いオーラを纏った攻撃で、ガードでは防げません。
その代わりダッシュしていれば自動で回避でき、回避に成功すればカウンター攻撃を出せます。

これらのシステムは戦闘に緩急をつけてくれていて、取り敢えずフラッシュガードやフラッシュムーブを取ってスキルを連打するだけの戦闘からは大きく進化したと感じます。

イース10 倒れてしまうカージャ

しかし、本シリーズにおけるバトルの課題(だと私が勝手に思っている点)として、「どのキャラを使っていても使用感がほぼ同じである」という部分はソロモードに依然として残っています。

例えば他のARPG(テイルズやスターオーシャン等)では、遠距離攻撃主体のキャラや術主体のキャラ、カウンターに特化したキャラなど、それぞれのキャラに強い特徴があり、それにより戦闘中の立ち回りが大きく変わってくることが多いです。

しかし本作では、主人公とヒロインの違いがダメージ重視かブレイク重視かぐらいしかなく、立ち回りは全く同じと言ってもいいと思います。
ちなみに通常攻撃も全く同じモーションです。

よって、「2人のキャラを切り替えながら戦う」というよりかは、「2つのスキルセットを切り替えながら戦う」と言ったほうが近いように思います。

これは前作や前々作でもほぼ同様のことを感じました。

ただ、前述した他のARPGはエンカウント方式の戦闘なのに対し、イースシリーズはフィールドでシームレスに戦闘を行う方式であるため、「遠距離主体」や「術主体」など、立ち回りが特殊なキャラは出しにくいのだと思います。

そういった意味では、キャラ数を絞る代わりにコンビモードで新たな操作感を提供するというのは非常に良いアイディアだと思いました。

総合的にはバトルは前作より進化しており、面白くなっていると思います。

スポンサーリンク

親切な設計

イース10 テルミナ島のピッカード

フィールドでは、序盤で手に入るアクセサリを装備すると、遠くにある宝箱でもマップに表示されるようになります。

また海上では、占領されている島を解放すれば調べるべきポイントが海図にマークされます。

基本的にマップをみながら探索していけば取りこぼすものはありません。

ただしトロフィー(実績)をコンプリートしようとした場合、気づきにくい時限要素があるので注意が必要です。

ちなみに私はトロコンために2周しましたが、1周目は30時間強ほどかかったのに対し、2周目は6〜7時間程度でクリアできました。

スポンサーリンク

序盤の船が遅すぎる

イース10 隠され島のピッカード

本作では大海原を船で移動し、見つけた島へ上陸して探索を行っていきます。

行けるところは徐々に解放されていきますが、全体マップはそこそこ広く、探索要素は程よい印象です。

広い海を航海して見つけた島を探索していくというのは、ある種オープンワールドに近いような設計かなと思います。(シームレスではないですが)

行くべきところは分かりやすく、大海原を進んでいく開放感もあります。

しかし問題点として、序盤の船の操作性(スピードや旋回性能)が非常に悪いことが挙げられます。

これにより、序盤の船パートは結構苦痛です。

一度行った島はファストトラベルできるので再訪するのは楽ですが、新たに開拓していくのは少々つらいです。

さらに本作のクエストは時限要素なので、「船を十分に強化してから探索しよう」というわけにもいきません。

物語が進むにつれて船を徐々に強化していけますが、ストレスなく移動できるようになるのは中盤以降になります。

船のスピードや旋回性能の初期値はもう少し上げてほしかったですね。

イース10 海戦

また、本作では海上で敵船と戦う「海戦」という要素がありますが、私としては可もなく不可もないぐらいの面白さでした。

船同士の戦闘はアクション性に乏しいため、戦術面だけでなく戦略面でももっと遊べる要素が欲しいなと思いました。

スポンサーリンク

まとめ

バトルについては、イースシリーズの特徴である爽快感を残しつつ、新要素のコンビモードが新たな面白さを提供してくれています。

また海での冒険がテーマなので、前作のような閉塞感はなく、海上の探索には開放感を感じられます。

船の操作性は初めこそ悪いですが、物語が進むにつれて改善されていきます。

イース8➡9では若干マンネリ感がありましたが、9➡10は変更点や新要素が多く、様々な点がレベルアップしている印象を受けました。

さらに全体的に丁寧かつ親切な作りなので、シリーズファンだけでなく初イースとなる方にもおすすめできます。

© 2023 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.

コメント

タイトルとURLをコピーしました